梅華会からのお願い
中耳炎の治療とその後のご注意
について梅華会グループからの
お願い

急性中耳炎が完治せず放置しておくと滲出性中耳炎へ移行して治療期間が数か月にわたることがあります。
中耳炎の診断を受けた後には医師が経過良好と判断するまで通院をお願いいたします。
鼻はできるだけかんで(あるいは吸って)いただき、鼻すすり癖のある場合は今後のことも含めてできる限り控えていただくようお願いいたします。鼻をすするとばい菌が耳まで波及してしまいます。
中耳炎の経過によっては運動やプールを控えていただくようご説明することがございます。

また中耳炎の度合いによっては入浴制限や、入浴時に綿球を詰めていただくようお願いすることがございます。
滲出性中耳炎の治療期間に関しては軽度から重度までさまざまであり、一概に目安の治療期間をお伝えすることが難しいのが実情です。
長期間の治療が必要な際にはマクロライド系の抗生剤を少量にして長期間服用していただくことがございます。なおこの治療に関しましてはガイドラインに則った治療法であり、いわゆる長期服用による耐性菌の出現といった事態のない治療法でありますのでご安心くださいませ。
また必要なときはメリットとデメリットについて説明したうえで切開いたします。
最終的に最後まで完治した後も場合によっては定期的フォローが必要なケースもございます。なぜなら鼻水が出てないのに再発する、反復性中耳炎のような場合があるからです。

その後

切開の排液内容を見て、全身症状を鑑みて次回の来院日を決定いたします。急性中耳炎だけの治療期間は7日~10日間程度です。ただし、よく滲出性中耳炎に移行してしまうことがあり、その場合1カ月以上治療を要することがあります。
滲出性中耳炎の症状は主に痛みではなく、難聴であるため、小さなお子様の場合、その訴えがありません。ですので中耳炎の治療に関しては最後まで完全に完治したかを診察にて診断してもらうことが非常に重要となります。

当クリニックの中耳炎治療に関する方針について

当院では患者さんに病気への理解を深めていただき、納得して治療していただくことを大切にしております。
診察時の説明はもちろんですが、様々なツールを使いよりわかりやすい説明を心掛けております。

診察後に病気のことがわかるリーフレットをお渡しします。
待合室に設置のモニターで病気に関する情報の提供をしています。
院内のi-padで病気の説明動画
鼓膜や鼻・喉の奥の状態をファイバースコープを使い、患者さんご自身の目でご確認いただいてます。
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